MONTANA


Skydive Lost Prairie Marion, MT 7/19/2003-7/26/2003
Kalispell という町から西に約40マイル、
Marion という町にあります。Marion の町中か
らも約20マイル西に行った山の中の秘境とい
った感じのDZです。国道2号線沿いを西に向
かって走り、Lake McGregor を左手に Lost
Prairie Road (砂利道)を曲がります。砂利道
を4マイルくらい走ると開けたところに出ます。
しばらく走ると右側にDZの入り口はあります。
ただ普段はC−182を使用しているのですが、滑走路はただの砂利道だし、ハンガーのよう
な大きな建物は一つぽつっと建っているだけなのでわかりづらいです。
行ったときは Lost Prairie Boogie だったので車も沢山停まっていたり、個人持ちのテントが出
ていたのですぐわかりました。Boogie の間は Eroy, AZ から Twin Otter x2と Sky Van が来て
いたのでそれで飛んできました。
上空から見ると周りをぐるりと山に囲まれ、ぽこっと空いた空き地のようなDZでした。地上に
いるときはわかりませんが山の間に湖が点在しており、緑や青のコントラストが美しいDZで
す。ただ前々から聞いていた本当に美しいDZと言うほどではありませんでした。今年は暑過
ぎて本来緑のところが、全部砂漠のような茶色でした。期待していった分ちょっとがっかりしま
した。
ランディングエリアは Runway の西側を使用しています。ランディングしたあと Runway を横切
ってパックエリアに戻ってくるので飛行機に気をつけなければなりません。ランディングエリア
自体はかなり広いのですが、すぐ隣りに牛の牧場があり、柵が開いているので牛が迷い込ん
できます。牛は草を食べているだけなので上空には気がまわりません。くれぐれも牛に当たら
ないよう注意が必要です。Runway は Dirt で、滑走しているとまるで砂利道を走っているよう
な振動が来るので、飛び立つまでちょっと不安でした。
Runway の脇には Pack 用のテントがでていま
す。でもこれはほとんどが個人で持ってきたテ
ントです。日陰がないと過ごせないくらい暑い
ので、徐々に増えていきます。
周りを山に囲まれているためかかなり気流は
悪いです。その為、キャノピーが開いてから
Bumpy に感じたり、キャノピーがつぶれたりす
る人を見かけました。無風の時は北向きにラ
ンディングという決まりがありますが、結構あっ
ちこっち向きにランディングしてくるので、風が
ある程度出てくるまでは方向が決まらず安心
してランディングできません。他に絶対に300
0ft以下でしかキャノピーを開けてはいけない
など、細かい決まりがあるので初心者には
少々辛い Boogie です。
日中は気温がものすごく上がります。湿度はないのですが、吹いてくる風も熱風という感じで
す。あと、ほとんど毎日 Dust Devil が起こります。風がぴたっと止んだかな?と思っていると、
ごーっという音と一緒に Dust Devil がやってきます。テントなども30メートルくらい吹っ飛んだ
り、チケットのような紙がきらきらと飛んでいきました。そのうち音が聞こえ始めると、マニフェ
ストのマイクで「 Grab your tent 」と放送が入るくらいです。びっくりしたのは鳥がわざわざ中に
入り、上昇気流に乗って上へ上へと飛んで行く事です。こんな事を間近で見たのは初めてでし
た。
ここの特徴は秘境のDZというところにあると思います。こんな山奥のそのまた砂利道で一山
超えた隠れ里のような所に、数百人のスカイダイバーが集まり、3機のタービンと1機のロシア
製のジェット戦闘機(ご存知 Eloy の Larry Hill のおもちゃ)が飛び交う。駐車場に停まってい
る車は砂利道を走ってくるために、どの車もうっすらと砂をかぶって真っ白になっていたり、車
を一歩降りると、イナゴの大群がばーっと飛び立ったりと長閑な雰囲気を醸し出しています。D
Zの脇にいた牛たちが道路に出て通行の妨げになったりしていました。牛のいる場所は毎日
変わっていくので大変です。Boogie としては歴史があるのでかなり有名ですが、のんびりとし
たいかにも伝統的なタイプの Boogie だと感じました。


POPS ( Parachutist Over Phorty ) state record
ついにPOPSに参加してしまいました。40歳以
上のジャンパーの集まりです。というのもここで
知り合いになった人達が、大勢 POPS に参加
していたので一緒に飛ぼうということになったか
らです。中には明らかに SOS ( Skydivers
Over Sixty 60歳以上の団体)だろうというよう
なおじいちゃんもいます。みんな結構真剣で、
ちゃんと登録をしていないと参加できません。
37wayとなりましたが、実際にはもっともっと40
歳以上の人達もいましたが、真剣に State
record を作ろうとしていたので、参加していな
かった人も大勢いました。参加者の中で一番年
下でした。


Women's state record
こちらも State record 挑戦です。朝から気持ち
が悪く、飛ぶ気のなかった私はビデオカメラ片
手に知り合いの人のところでおしゃべりをして
いました。そこへロードオルガナイザーの Amy
さんが名指しで迎えに来たのです。どうして名
前を知っているのか不思議に思いながらもつい
「入る」と言ってしまったので参加してきました。
こちらも結構真剣で、午前中に33way をして、
次は35wayをするというのです。1ポイントジャ
ンプだし、しかも飛行機2機のフォーメーション
だったので面白そうだと思い、参加を気軽に決
めたのですが、ギアアップしてからのダートは
真剣そのものでちょっと気が重くなりました。
久しぶりに飛行機の中が空いていたので、周り
の景色を楽しもうときょろきょろしていたら、
周りにいた人に「ナーバスになっているの?大丈夫よ。楽しめばいいのだから」と言われてし
まい、どうやら緊張しているように思われていたようです。私は2機目の Otter のフローターで
したが、背の低さが災いしてちっとも Sky Van が見えず、Exit のタイミングは他の人任せでし
た。出てしまえばこっちのものという感じで、思いっきり楽しんできました。ジャンプ自体はみん
なさすがに上手く、あっと言う間にフォーメーションを作ったのですが、ピンク色のジャンプスー
ツの人が1人だけころころと転がりながら落ちていってしまったので記録にはならなかったよう
です。最終日に楽しいジャンプをしてきました。


由緒正しき Good Old Boogie
Boogie の醍醐味は沢山飛べることですが、私たちにとって一番の醍醐味は、飛んだ後ビール
を飲みながらのおしゃべりです。今回の Boogie では車の荷台をランディングエリアの方に向
け、その上に座布団を敷いたような形で飲んでいました。すると飛び終わり片づけを始めた人
達が「 Nice deck 」などと言ってほめてくれたり、ビール片手にした人達が集まってきて一緒に
飲み始めたりしました。
この Lost Prairie Boogie は36年目を迎える由緒正しき Boogie なんですが、一緒に飲んでい
る人の中には1回目のオルガナイザーをしていたという人や、7年、8年連続は当たり前で、1
0年選手も珍しくなく、昔の話などを聞かせてくれました。今年は異常気象で、例年より暑く、
砂漠状態になってしまっているらしいのですが、通常は緑美しいDZだそうです。Dust Devil も
こんなに起こったのは初めてで、びっくりしているという話でした。毎年多くのスカイダイバーが
リピーターばかりで、初めて参加という人は減ってきているそうです。その為ちょっと古いタイ
プの Boogie の様に感じます。
木曜日には、雨が一滴も降らないせいで Montana の中で4ヶ所の山火事が起こり、キャンプ
ファイヤー、バーベキュー、たばこなど火が出るものの屋外での使用は、州全体で禁止となり
ました。山火事の2ヶ所は、DZの近くなので上空から雲のようになった煙を見ることさえできま
した。それだけ乾燥しているということです。
この旅で知り合った人、ハワイで一緒に働いていた人、10年前に知り合って久しぶりに再会
した人、ここで知り合いになった人、と沢山の人達と話すことができ来た甲斐があったと実感
しています。


スカイダイビング番外編
Montana は通常セスナで小さく行っているDZですが、なぜかスカイダイビング関係のナンバ
ープレートが沢山ありました。一応いたものは撮っておいたので番外編です




スカイダイビング以外の話
・ショートカット・砂利道・
西の方からDZに向かう途中、高速道路からはかなり大回りが必要です。もちろんショートカッ
トする道はあります。地図上で州道28号線から国道2号線に抜ける道がそうです。しかもこの
道、名前が付いていませんでした。道の名前を表示する緑色の看板はあったのですが、何も
書いていないのっぺらぼうなんです。地図上で「砂利道」と書いてありますが、ほとんど獣道で
す。途中、北に向かう道と南へ戻ってしまう道の二手に分かれているのですが、どちらにも何
も書いていないので、ほとんど勘で走ってきました。偶然にも前を木材運搬用のトラックが走っ
ていたので、その車だけを目標についていきました。最悪は材木切り出し現場でUターンす
る、運が良ければ抜けられるというものでした。なにしろ誰がこんなところに道を作った!と言
いたくなるような、一歩間違えば谷底まっしぐらというような道です。こんな道に誰がキャンパ
ー引いて入ってくんだ!といわれればそれまでですが。下りの坂道ではブレーキを踏むと後ろ
のトレーラーが重いせいか、タイヤがロックし横滑りを始めたことも数回ありました。折しも日
本では、特急列車が落石に乗り上げて脱線したニュースが流れたばかりでした。状況的には
その先頭車両と2両目とまったく同じ現象でした(ニュースを見ていない方すみません)。こん
なに舗装道路のありがたみを感じた日はありませんでした。文明の中にどっぷりと浸かってい
る方、ぜひ砂利道走行をお勧めいたします(ただし崖のところは避けましょう)。




RV パーク 情報
McGregor Lake Resort
DZから一番近いキャンプ場です。名前の通り
湖のほとりにあります。レンタルキャビンと
Hook Up のあるキャンピングカー用に分かれ
ていますが、Hook Up のサイトは5つしかなく、
しかも4つが住んでいる人となっています。残り
の1つが取れたのは運がいいとしか言えませ
んでした。料金は Full Hook Up で$15と安め
です。レストランもあるので毎日スカイダイバー
が寄っていました。と、言うのもここ以外に食
事のできる場所は20マイル離れた街まで行
かないとないからです。道路が近いので多少う
るさいのですが、DZに近いという絶好の場所
です。暑くなったら湖に行って泳ぐこともできま
す。この湖は水も大変澄んでいてとても綺麗な
ところです。



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copyright 2002; Atsushi Yamanaka:sky-dive@msn.com